会社とは、一人ひとりの個性が織りなされることによって、個人ではできない大きな社会的活動を行なうことにより、将来の夢を実現するための道具なのです。この道具は、個人の能力を磨き、人間力を育て、「人に支持される自分」「人に愛される自分」「人生を活き活きと生きる自分」を創りあげ、結果として個人の幸福を実現させてくれるのです。決して会社のために働くのではなく、自分の幸福を追求してほしいのです。幸福になれる自分の姿とは何であるか、そのことを追求できる道具が会社なのです。
仕事は人間力を磨く教材です。オフィスは教室であり、顧客・上司・同僚・後輩は先生なのです。ここであなたが学び身に付けることは、知識ではなく『人間力』なのです。
だから幸福を実現するための道具である会社や仕事を我々は大切にしています。この自然な気持ちを「愛社精神」だと思っています。そしてこの精神は、教育や医療の仕事を通してかかわった多くの人達と、幸福を分かち合うことができれば、という思いにつながっているのです。
かつて私たちが個別指導に着手した時、成功を予想する声は皆無でした。受験塾が全盛期を迎え、集団授業が中心となっている時に個別指導塾など時代に逆行するという見方だったのです。しかし今、明光義塾は他の追従を許さない圧倒的ナンバーワンの個別指導専門塾となることができました。それは、確固たる信念があったからなのです。
塾の原点は家庭教師であり、人口分布を見れば十数年後には少子化の時代が来ることは分かりきったことでした。そこで社員や知人の反対を押し切り、本部裏のマンションの一室を借り、私一人で実験教室を開校しました。そしてこの教室が、現在の明光義塾へと発展していったのです。
今ではご存知の通り、集団塾は一部の有名校受験を専門とする方向となり、個別指導が塾業界の主流となってきました。「明光義塾」は、他の追従を許さない圧倒的ナンバーワンの個別指導塾となり、また、集団指導塾「エディナ」は「感動授業」をテーマに他の集団塾とは一線を画した独自の指導体制にて、一流校へ多くの合格者を輩出しています。
人生や事業が成功するためには、「人がやらないこと」か「人より抜きん出ていること」のどちらかでなければ成功することはありません。また時代の流れを読み取ると同時に、物事の本質を見極めることが大事です。では、これからはどのような時代でしょうか。それは先に述べたように、少子高齢化社会により不況が長期化し、不安定な時代が続きます。このような時代に、人は何を求めるのでしょうか。社会はどうなるのでしょうか。どのような仕事が求められるのでしょうか。「インターネット」と「ヒューマンネット」の時代、それが私の答えです。我が社は教育を通した信頼の上に成り立ったフェイスツーフェイスの強大な「ヒューマンネット」を持っています。そこに他社には真似のできない独自の大きなビジネスチャンスがあるのではないのでしょうか。
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